ワクチンを打たせなかったやつが悪いのでワクチンを打たせた私は大丈夫。って、違うだろ
コロナで亡くなった親がワクチンを打たなかったのを悔やんでいるというニュースがにぎわっている。
それは、親は、本当につらい思いをしていることだろう。
私はワクチン反対というわけでもない。実際、3回打っている。
だが、おかしな状況だと思う。
ウィルス感染での子供の死亡例は別にコロナに限ったことではないようだ。
小児慢性特定疾患治療研究事業 -慢性疾患の死亡数の減少と、患者数の増加-
にもかかわらず、インフルエンザのワクチンを子供に打たせなかったのは、様々な理由があったはずで、その状況は基本的に変わっていないはずだ。
家族を失った人間に公衆の面前で懺悔させるのはあまりにひどい話だ。
そっとしてあげるのが人の道ではないか。
社会に甚大な影響を与えたコロナは、ワクチンを打ったから解決したのだということにしよう、という空気を感じる。
だから、ワクチンを打たせないで死なせた人間は悪いヤツでなければならないし、ワクチンを打ったから大丈夫だとみんなで言い聞かせているのではないのか。